おっさんのつぶやき

北海道東部、知床（しれとこ）半島の基部にある山。網走（あばしり）支庁の斜里町、清里（きよさと）町、根室（ねむろ）支庁の標津（しべつ）町にまたがる。標高1545メートル。千島火山帯に属し、更新世（洪積世）に形成された基底火山の上に、完新世（沖積世）の活動による典型的な円錐（えんすい）火山がのったもので、安山岩質の集塊岩、溶岩からなり、山頂に三つの寄生火山と数個の火口がある。活動記録はなく、噴気などの活動も認められない。斜里平野などから裾野（すその）を引く美しい姿を望見できる。登山コースは清里コースが一般的、約6時間の行程で、頂上からの展望がよい。